最近では、Wi-Fiを使ってインターネットを利用する機会が増えてきています。 Show
特に光回線を利用したWi-Fiや、WiMAX +5Gのような「実質パケット無制限感覚」で利用できるWi-Fiであれば、自分の4G /5G回線でのパケット消費量を節約できるため、積極的に利用したいという人も多いでしょう。 そこで気になるのが「閲覧履歴がどこまで残るのか」ということです。 本記事では、インターネットを利用する際に「Wi-Fi接続をした際の閲覧履歴がどこまで残るのか」に焦点を当てて説明していきます。 ぜひ最後までご覧ください。 この記事の執筆・監修者 河村亮介(カワムラリョウスケ) ポケットWiFi比較・通信費節約専門家 「あなたにぴったりのサービスを」をコンセプトに活動するモバイルルーター選びの専門家。UQ WiMAX公式サイトでの記事執筆経験他、複数の法人メディアでのサイトディレクションや執筆監修も担当。利用者のニーズに沿ったサービス提案が得意。通信費用の削減・節約を進めたい。WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表。 プロフィールを見る▶︎▶︎ 目次(見たいところをタップ) Wi-Fiの履歴が保存される場所はどこ?まずは、Wi-Fiを使ってインターネット接続をした際に、履歴がどこに残るのかを確認しましょう。 Wi-Fi接続時のインターネット閲覧履歴は、下記の場所に保存されます。 閲覧履歴が保存される場所
順に見ていきましょう。 1.パソコンやスマートフォンなどの接続デバイスWi-Fiを接続した状態でインターネット接続を行なった場合、まずは利用した端末に「履歴」として残ります。 特にインターネットブラウザ(SafariやGoogle Chromeなど)には、どのページをいつ閲覧したかが記録されてしまうのです。 同様に、YouTubeなどの視聴履歴を記録するタイプのアプリにも、すべて記録が残ると考えて差し支えないでしょう。 2.無線LANルーター本体Wi-Fiを接続してインターネットを行う場合、必ず「無線LANルーター」を介します。 一般的な「光回線を接続して利用する」タイプの無線LANルーターであれば、「ログ」として接続履歴が残ってしまうのです。 これらは、ルーター設定画面にブラウザもしくはアプリからアクセスすることで簡単に見ることができます。 PCやスマホなど、接続デバイスを変更したとしても、Wi-Fiを利用してインターネットを行う限り無線LANルーターを経由するため、どうしても接続履歴が残ってしまうのです。 ポケット型Wi-Fiやホームルーター本体には履歴が残らない結論から言うと、会社支給の法人契約端末・個人契約の端末を問わずポケット型Wi-Fiなら履歴は残りません。 上記の「無線LANルーター」はバッファローやエレコム、NECといったメーカーがリリースしている「光回線を接続して利用するタイプ」のものを指します。 これらの無線LANルーターには、「ログを記録する機能」が備わっていますが、WiMAX +5Gやその他のモバイル回線接続で利用する「ポケット型Wi-Fi」や「ホームルーター」に関しては、機器本体に「ログを記録する機能」が備わっていないケースが多いです。 よって、ポケット型Wi-Fiやホームルーターを解析しても、履歴を見ることはできません。 スマホのモバイル回線を利用した履歴は自分しか見れないまた、Wi-Fiを介さずにご自身が契約しているキャリアのモバイル回線(4G /5G)でインターネットを閲覧した場合も、第三者に履歴がバレる心配はありません。 犯罪捜査などで、キャリア側に利用履歴の照会を警察が求めたりしない限りは、第三者に除き見られるリスクは低いといえるでしょう。 3.プロキシサーバー企業や教育機関のWi-Fi回線では、ネットワーク管理者がいる場合がほとんどです。 セキュリティを重視しているネットワークの場合、ネットワークを管理する代理のサーバー=プロキシサーバーを使用しており、ここで情報を蓄積しています。 よって、ブラウザをシークレットモードにしていたとしても、このようなケースでは接続履歴がチェックされてしまうのです。 4.ネットワーク監視セキュリティソフト近年になって導入され始めたのが、インストール型のネットワーク監視セキュリティソフトです。 昨今では、在宅勤務やテレワークなどで自宅で仕事をする機会が増えました。 ネットワーク監視ソフトは、いわゆる自宅での「サボり」や「情報流出対策」として導入されることが増えてきている印象です。 インターネットブラウザの「拡張機能」として常駐していたり、バックグラウンド起動をしていることが多いため、Wi-Fiだけでなくどのインターネット回線を使って接続しても、閲覧履歴がバレてしまう可能性が非常に高いと言えます。 5.プロバイダー厳密に言えば、インターネット回線の仲介をしているプロバイダーにも「接続ログ」という形でアクセス履歴が記録されます。 ただし、刑事事件などで、法的に開示請求等をプロバイダーに対して行わない限り公になることはまずないでしょう。 ただし、インターネット履歴を閲覧されることはないとしても、大容量通信や大量のメール送信などの「監視」や「観察」は、スパム対策やネットワークの過度な占有を防ぐ意味では実施されている可能性があります。 Wi-Fiの閲覧履歴を削除する方法ここではWi-Fiを使ってインターネット接続をした際の閲覧履歴の削除方法について解説していきます。 閲覧履歴が保存される場所
【デバイス】ブラウザーの設定から履歴を削除するパソコンやスマートフォン(iPhone・アンドロイド)といった端末のみであれば、閲覧履歴を削除することができます。 ただし、以下の方法は、ネットワーク管理者が閲覧履歴の削除まで機能を制限していない場合です。 閲覧履歴の削除ができないケースではここで紹介する方法は使えませんのでご了承ください。 ここで解説するのはあくまでも「端末内にある履歴のみを削除する方法」です。後述する無線LANルーターのログ、プロキシサーバー内の履歴、ネットワーク監視ソフトに記録されたものに関しては残りますのであらかじめご了承ください。 Google Chromeの閲覧履歴|確認と削除方法 履歴を確認する方法
履歴を削除する方法
詳細手順|Chrome の閲覧履歴を表示、削除する Safariの閲覧履歴とCookieの削除方法 Microsoft Edgeの閲覧履歴の削除方法
参考:デバイスに保存されている閲覧データをクリアする 【無線LANルーター】ルーターの電源を落とすもしくは設定から削除無線LANルーターのログの削除については、各メーカーごとで削除方法が異なります。 バッファローやエレコムの無線LANルーターでは、一度ルーターの電源を落とすとログが削除される仕様となっているようです。 詳細については下記リンクからご確認ください。
【プロキシサーバー】基本的には消せないプロキシサーバー内の閲覧履歴は、ネットワーク管理者のみしか閲覧・削除ができません。 よって、基本的には閲覧履歴は消せない=残ると考えてください。 【ネットワーク監視ソフト】基本的には消せないネットワーク監視ソフトが収集した閲覧履歴は、ネットワーク管理者のみしか閲覧・削除ができません。 よって、基本的には閲覧履歴は消せない=残ると考えてください。 Wi-Fiの履歴を残さない「シークレットモード」の使い方ここでは、ブラウザを使ったインターネット履歴を残さない「シークレットモード(プライベートブラウジング)」について説明していきましょう。 ホテルやインターネットカフェなど、第三者のパソコンを利用してインターネット接続をする際に利用することが多いです。 ただし、常駐型のネットワーク監視ソフトでは、シークレットモードの閲覧履歴を確認できるものも多いためご注意ください。 Google Chromeの「シークレットタブ/シークレットウィンドウ」Safariの「プライベートブラウズ」Microsoft Edgeの「InPrivate」
参考:Microsoft Edge で InPrivate ブラウズを使う 【環境別】Wi-Fi接続履歴が残るパターンここからは、シーン別にWi-Fi接続履歴が残るパターンについて説明していきましょう。 1.一般家庭(自宅)の場合
一般家庭の場合では、基本的に接続履歴は残らない=消すことができると考えて良いでしょう。 ブラウザの履歴はシークレットモードにすることで一切残らないため、家族に見られる心配はありません。 ただし、スマホのアプリに関しては、履歴の管理が異なっている場合があるため、詳細はアプリのマニュアルなどをご覧ください。 2.会社や教育機関(小中学校・高校・大学など)の場合
会社や教育機関の場合、就業時間中に職場のWi-Fiを使って業務外のことをしていることがばれないか心配する方が多いでしょう。 結論としては、全ての履歴が残ると考えて差し支えありません。 ポケット型Wi-Fiやホームルーターなど、ルーター本体に履歴が残らずにプロキシサーバーを介していない場合、履歴が残る可能性は少ないと言えます。 ただし、ネットワーク監視ソフトがインストールされている場合は、すべて筒抜けとなっていますのでご注意ください。 3.ホテルやカフェなどのフリーWi-Fiを使ってインターネット接続をする場合
ホテルやカフェなどのフリーWi-Fiを利用してインターネット接続を行う場合、ブラウザ履歴は消せても、ルーターの履歴を消すことは困難です。 それ以上に、フリーWi-Fiの場合はセキュリティ面で不安な場合が多くあります。 たとえ、パスワードが設定されていたとしても、そのパスワードは不特定多数の方が知っている時点でセキュリティ面においては十分とは言えません。 加えて、無線LANルーターの「プライバシーセパレータ機能」がオンになっていなければ、同時に接続している第三者によって、自分の通信内容が見られてしまう可能性もあるのです。 こうしたフリーWi-Fiを用いて社内サーバーへアクセスする際は、VPN接続を行うなどの対策が必要でしょう。 4.テレワーク・在宅勤務などのリモートワークの場合
一番気になっている方が多いのが、テレワークの際にどこまで会社側がインターネット接続履歴を閲覧できるかということではないでしょうか。 利用する回線が個人負担の場合が多いため、ルーター履歴の削除は可能となっており、プロキシサーバーの接続設定も回避することができる場合もあるでしょう。 ただし、ネットワーク監視ソフトが常駐している場合は全ての通信が筒抜けとなっていると考えてください。 仮にネットワーク監視ソフトを「オフ」にできたとしても、「ネットワークを監視できない」旨がネットワーク管理者側に伝わってしまうため、現実的ではありません。 まとめ|後ろめたいことはだいたいばれるため常識的な行動を以上、Wi-Fi履歴が残る場所や削除できるケース、できないケースについて説明してきました。 このページをご覧になっている方の多くは「会社で業務外の情報を閲覧した場合、どこまでバレるか?」ということを気にされていると思いますが、基本的には「すべて筒抜け」だと思っていただいても差し支えありません。 業務時間内は就業規則に則り、常識の範囲内で業務を行いましょう。 在宅勤務やリモートワークでお使いの法人向けポケット型Wi-Fiを探している方は、こちらのコンテンツも併せてご覧ください。 あわせて読みたい 法人契約できるポケット型Wi-Fiレンタルおすすめ4選!比較方法や選び方を解説 昨今の働き方改革やテレワークニーズの増加で企業向け・法人向けポケット型Wi-Fiを検討している企業様も多いことでしょう。 ポケット型Wi-Fiが活躍するビジネスシーンは… 河村亮介 ポケットWIFI比較専門家 モバイルルーター比較専門家。キャリア・格安スマホに関する知識をはじめ、モバイルWi-Fiルーターや固定回線など通信関連全般に精通し、UQ
WiMAX公式メディアへの寄稿など幅広いメディアでの執筆監修を手掛ける。GreenEchoesStudio代表/回線系比較サイトGreenWaves運営。 関連記事家庭用Wi一般家庭用WiFi. 先述の通り、閲覧履歴は残っていないため、確認できません。 しかし、どの端末が接続したのかという接続履歴は、製品によっては確認できます。 接続履歴が残っている製品の場合、購入したWiFiルーターのホームページか専用アプリから確認が可能です。
Wi自宅でWiFiを使用してネットを利用している場合、基本的には閲覧履歴は残らないと考えましょう。 一般家庭向けのWiFiは、閲覧履歴を残しておく機能を有していないものが多く、基本的には端末単位でしか履歴は残りません。 端末での履歴を見られるとアウトですが、それさえ消しているなら、詳細な履歴まではばれることはないでしょう。
iPhoneのWiFi接続履歴一覧は?その場合は、iPhoneの設定メニューから見ることができます。 「設定」アプリを開いて、「Wi-Fi」の設定メニューに行きます。 そうすると、そこに接続しているWi-Fiが記載されています。 その脇にある「i」マークをタップすると、設定情報が表示されます。
インターネット共有 何見てるかわかる?テザリングで通信履歴がわかる? 会社携帯でテザリング機能を使うと、通信した履歴が会社にわかるのではと、気になる方もいるのではないでしょうか。 結論から申し上げますと、基本的には通信履歴はわかりません。 テザリングは会社のネットワークに接続しているわけではなく、携帯の通信履歴を遠隔で確認する術もないからです。
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