アロンアルファは何で落ちる?

接着剤を落とすには

接着剤や補修材が皮膚、服、机などについてしまったら、「必ず接着剤が固まる前に落とすこと」と、「接着剤の種類によって水や溶剤を使い分けて拭き取ること」が大切。
乾く前と乾いてからでは落とし方が違う場合があるので注意しましょう。
また、接着剤は被着体の間に隠れてしまうので、接着剤を溶かしたり弱めたりできる溶剤があっても、接着剤層に触れるのは困難です。そのため、ほとんどの場合、接着したものは簡単に取り外せません。

接着剤の種類代表的な商品落とし方
のり 紙用スティックのり 乾く前に水、お湯で洗う。
水性形接着剤 ボンド 木工用
ボンド 手芸用
乾く前なら
水、または濡らした布で拭き取る。
乾いた後なら
お湯につけ柔らかくしてからこすり落とす。
合成ゴム系、
溶剤形接着剤
ボンド G17
ボンド Gクリヤー
ボンド ビニル用
乾く前なら
ベンジンや塗料うすめ液、ラッカーシンナーなどで拭き取る。
乾いた後なら
紙ヤスリや砂入り消しゴムでこすり取る。又は、ベンジン、塗料うすめ液、ラッカーシンナーで柔らかくしてからこすり落とす。
エポキシ樹脂系接着剤 ボンド クイック5
ボンド Eセット
水中ボンド
固まる前なら
アルコール、塗料うすめ液、ラッカーシンナーなどで拭き取る。
固まった後なら
塗料うすめ液、ラッカーシンナー等の薬剤では落とせません。物理的に衝撃を加えたり、接着層を加熱、燃焼させたりし、強制的に取り除く。
※加熱燃焼に際しては、不快な臭いや、場合によっては有毒な煙が出る場合もあるので、ご注意ください。
瞬間接着剤 ボンド アロンアルフアシリーズ 固まる前なら
ボンド アロンアルフアはがし隊、マニキュアの除光液や塗料うすめ液で拭き取る。
固まった後なら
ボンド アロンアルフアはがし隊かマニキュアの除光液で柔らかくして落とす。指と指がくっついた場合、お湯のなかで時間をかけてもみほぐす。布にしみ込んだ時は落とせません。
充てん材
弾性接着剤
バスボンドQ
ボンド シリコンコーク
ボンド 変成シリコンコーク
ボンド サイレックス
ボンド ウルトラ多用途S・Uシリーズ
固まる前なら
アルコール、塗料うすめ液、ラッカーシンナーなどで拭き取る。
固まった後なら
カッターナイフで出来るだけそぎ取り、残ったものはアルコール、塗料うすめ液、ラッカーシンナーなどを使い根気よくこすり落とす。手についた場合は、研磨剤入りの洗剤を使うと落としやすくなります。

※ラッカーシンナー、マニキュア除光液、ボンド アロンアルフアはがし隊は、プラスチック等の被着体を痛める可能性がありますのでご注意ください。
※皮膚についてしまった接着剤を落とす時には、健康面への影響からなるべく有機溶剤を用いないのが望ましいのですが、使用された際には、石けんと水でよく洗い落とし、ハンドクリーム等を塗り保護してください。

瞬間接着剤が除光液でとれる?!種類別、接着剤のはがし方

2019.12.18 更新

  • アロンアルファは何で落ちる?

  • アロンアルファは何で落ちる?

接着剤はくっつけるためのものですから、簡単にはがれては困ります。しかし、どうしてもはがさねばならない時や、作業中に間違えてくっついてしまった場合などにはがすことが必要です。方法によっては剥がれるもの、全く剥がせないものもあります。本記事では、接着剤の種類別のはがし方をご紹介します。

アロンアルファは何で落ちる?

目次

  1. 1)接着剤の主な種類と商品名
  2. 2)接着剤のはがし方
  3. 2-1)のり
  4. 2-2)水溶性接着剤
  5. 2-3)合成ゴム系・溶剤系
  6. 2-4)エポキシ樹脂系
  7. 2-5)瞬間接着剤
  8. 2-6)弾性接着剤
  9. 3)布・衣類に付いた接着剤のはがし方
  10. 4)接着剤をはがす時の注意

1)接着剤の主な種類と商品名

本記事で取り上げる接着剤の種類と、主な商品名です。( )内はメーカー名。

種類商品名
1)のり ピット(トンボ鉛筆)・アラビック(ヤマト)・プリット(プラス)・でんぷんのり(フエキ)など
2)水溶性接着剤 ボンド木工用(コニシ)・PA速乾アクリア(パワーエース)・ネダ用接着剤(アイカ工業)など
3)合成ゴム系・溶剤形 ボンドG17(コニシ)・合成ゴム系接着剤 TB1521B(スリーボンド)・50ml 合成ゴム系接着剤(エスコ) など
4)エポキシ樹脂系 セメダイン ハイスーパー5(セメダイン)・ボンドエフレックス(コニシ)・エポキシ接着剤(スリーエム)など
5)瞬間接着剤 アロンアルフア(東亞合成)・3000 ゴールドゼリー状(セメダイン)・瞬間接着剤(スリーボンド)など
6)弾性接着剤・充填剤 セメダイン スーパーX(セメダイン)・スーパーXG(セメダイン)・シーラー#555(ソーラー)など

2)接着剤のはがし方

作業台や工具に付いた接着剤は、接着剤に適合した溶剤を使うと、きれいにとれる場合があります。隙間なく接着しているものをはがすことはほぼできません。

薄め液などの溶剤を使うと接着しているものにダメージが出る可能性がありますので、剥がし方を検討した上で作業しましょう。

木や布にしみこんだものは、剥がれた後に形が残るなどの場合があります。

2-1)のり

  • 紙をはがしたい場合は、湯気の出ているところ(やかんの口など)、で湿せた後、そっとはがします。
  • 手指に付いた場合は、お湯の中でもみ、洗い流します。

2-2)水溶性接着剤

  • 乾く前であれば、水または濡らした布でふき取ります。
  • 乾いて接着している場合は、お湯に浸けて柔らかくしこすり落とします。
  • 手指に付いた場合は、石鹸とお湯で洗い流します。

2-3)溶剤系・合成ゴム系

  • 乾く前であれば、ベンジン・薄め液でふき取ります。
  • 乾いて接着している場合は、紙やすりや砂けしゴムでこすり落とす。塗料で柔らかくしてこすり落とします。

2-4)エポキシ樹脂系

  • 乾く前であれば、塗料薄め液でふき取ります。
  • 乾いて接着している場合は、薄め液では溶けないため剥がせません。接着しているものが耐熱性(100℃まで)であれば、1時間程度煮沸して取る方法があります(煮沸により本体に影響がないか十分ご検討ください)。

2-5)瞬間接着剤

  • 乾く前であれば、薄め液か、専用剥がし液でふき取ります。
  • 乾いて接着している場合は、専用剥がし液かマニュキュアの除光液(アセトンを含んでいるもの)をかけ柔らかくしてもみ落します。
  • 指など皮膚同士がくっついた場合は、お湯の中でゆっくりともみ落します。

2-6)弾性接着剤

  • 乾く前であれば、塗料薄め液でふき取ります。
  • 乾いて接着している場合は、カッターナイフなどでこそげる。残ったものは薄め液でこすり落とします。

※文中に出てくる薄め液はトルエン、ラッカーシンナーなどです。

3)布・衣類に付いた接着剤のはがし方

服などの衣類や布に接着剤が付いた場合は、皮膚に付いた場合と同じうすめ液や除光液ではがします。

  • 接着剤が付いた場所にピンポイントで塗り、染み抜きの要領ではがしていきます。
  • 溶かした接着剤や薄め液が布に広がらないよう注意しましょう。

接着剤が布に付着した場合は、完全に取り去ることはできません(接着剤によっては、とれないものもあります)。接着剤を使用する際は、布へ付着しないように十分ご注意ください。

4)接着剤をはがす時の注意

固まってしまった接着剤を取ることは容易ではありません。まずは、接着剤が不要なところに付かないように気を付けるのが一番です。もし、ついてしまった場合には、乾く前に拭き取りましょう。

接着剤をはがす時に、下記は特に注意が必要な事項です。

  • 薄め液やはがし液等を使う場合は、塗装やプラスチックを溶かす可能性が非常に高いので接着しているものが何かを確認して選ぶ、注意が必要です。
  • 薄め液やはがし液等を使う場合は十分に換気して行いましょう。
  • 手指に付いた接着剤を取り去った後は、ハンドクリームを塗るなどして保護しましょう。

接着剤を使うときも、やむおえず剥がさないといけなくなったときも、注意して作業をしましょうね。

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アロンアルファ 何に弱い?

アロンアルフアは、フッ素樹脂やシリコン系樹脂が苦手です。 また、一般的なアロンアルフアは、ポリエチレン系樹脂とポリプロピレン系樹脂には、よくつきません。

強力接着剤の取り方は?

基本的には、熱めのお湯に15分以上浸すことによってはがします。 どうしてもはがれない場合は、トルエン、シンナー、ベンジン(石油系溶剤)、灯油、アセトンを使用してはがしますが、肌を荒らすことがありますので、使用には注意が必要です。 以下、接着剤の種類別対策です。 硬化してしまう前に対処しましょう。

アロンアルファの皮膚剥がし方は?

まずはあわてず、 無理 にひっぱったり、はがそうとしたりしないでください。 皮膚 をいためてしまいます。 40℃くらいのお 湯 に 指 を入れて、もむようにしてゆっくりはがしてください。 専用 リムーバー「アロンアルフア はがし 隊 」を 指 につけてもむようにしてはがすこともできます。

プラスチックの接着剤を取る方法は?

お湯につける 沸騰したお湯にプラスチックを入れ、高温の状態をキープするために火を付けたまま1時間ほど様子を見ます。 時間が経ったらトングなどで取り出し、瞬間接着剤を剥がしましょう。 プラスチックによっては高温で溶けてしまうものもあるので、事前に耐熱温度を確認し、火にかけているときも注意して観察してくださいね。