Google Workspace Enterprise Plusの容量は?

2022年12月16日(金) 14:00~15:15

2022年1月に施行された改正「電子帳簿保存法」により電子取引情報の保存ルールが変更となりました。 これまでは紙で印刷したものを原本として保管できましたが、電子データでの保存が義務化され、2024年1月から対応が必須となります。 そこで、本セミナーでは 「電子帳簿保存法」への対応を急ぎたいお客さまやシステムを選定中のお客さま向けに、Google Workspace でカバーできる範囲や運用開始までに必要な準備と設定内容について解説します。

※ Google Workspace は Google LLC の商標です。

こんにちは。

Google Workspaceには数多くのプランがあります。今回は本サイトではご紹介しきれていないプランも含めて、その概要や特徴についてご紹介いたします。

現在、新規で申し込めるGoogle Workspaceのプランは以下のとおりです。旧G Suiteプランを継続利用中の方もいらっしゃると思いますが、現在は申込みできなくなっています。

Google Workspaceには大きく分けて「Business」「Education」「Enterprice」の3種類のエディション系列と、Gmail機能を除いた「Essentials Starter」、個人向けの「Individual」、非営利団体向けの「Nonprofits」プランがあります。

それぞれプランの概要を見ていきましょう。

Businessエディション

Google Workspace Enterprise Plusの容量は?

Businessエディションは、主に一般企業向けのプランです。費用と機能のバランスが優れており、中小規模の企業をカバーする他、個人事業主やフリーランスの方にも適しています。

Business Starter

Business Starterは、Google Workspaceのプランの中で最も低コストに位置するプランです。30GBの最低限の容量とGoogle Workspaceの基本機能が付帯しています。Googleドライブで大容量のファイルを利用しなければ、本プランでGoogle Workspaceのパフォーマンスを十分に体感できるでしょう。

Business Standard

Business Standardでは、容量が2TBに増え、ビデオ会議(Meet)の録画、ノイズキャンセル、挙手といった機能が利用できるようになります。また、店舗の来店予約や、オンライン相談会の窓口など、顧客がWebから予約受付できるようになる「予約スケジュール」機能も利用できます。その他にも、基本機能「+α」の機能が追加されており、これらに魅力を感じる方はBusiness Standardが適しているでしょう。

Business Plus

Business Plusでは、容量は5TBに増え、ユーザーのメールやチャット、ドキュメントの記録を保持・検索できる「Valut」機能が追加されます。ユーザーが削除した情報も検索できるため、企業の内部監査などに役立ちます。コンプライアンス意識のより高い組織に向いているプランです。

Enterpriseエディション

Google Workspace Enterprise Plusの容量は?

Enterpriseエディションは、Business系プランの最大300人のユーザー上限が解除された、大規模組織に適したエディションです。

Enterprise Starter

Enterprise Starterは、容量1TBのBusiness Standard相当のプランです。Business Standardプランで、ユーザー数上限に該当する組織に適しているでしょう。

Enterprise Standard

Enterprise Standardでは、容量は5TBに増え、Valut機能、Googleドライブのデータ損失防止(DLP)機能、詳細なアクセス制限をかけることができるコンテキストアウェア アクセス機能など、セキュリティ強化する関連機能が追加されています。また、このプランから、Googleに問い合わせることで容量を5TBから更に追加することもできます。

Enterprise Plus

Enterprise Plusは、Google Workspaceの最上位のプランです。Google Workspace全ての機能が利用できます。また、高度なプログラミングを行うこと無く、Webアプリケーションを作成できる「App Sheet」が付帯しています。

Enterprise Essentials

Enterprise Essentialsは、Enterprise Starterから、Gmail機能を省いたプランです。メールシステムは自社や他社で利用していて、メール以外のGoogle Workspaceの機能を利用したい大規模組織に最適のプランになっています。

Educationエディション

Google Workspace Enterprise Plusの容量は?

Educationエディションは、学校など教育機関向けのプランです。Google Workspaceの基本機能に加え、オンライン授業や生徒の管理などで利用できる、Classroomやアサインメントといった機能が追加されています。ベースとなるEducation Fundamentalsは無料で利用できますが、Googleの審査があります。

Education Fundamentals

Education Fundamentalsは、Educationエディションのベースとなる無料のプランです。Classroomやアサイメントの教育機関向けの機能が追加されています。容量は全ユーザー合計で100TBまで利用できます。

Classroomは、Web上の掲示板のようなもので、教師と生徒とでコミュニケーションを行うことができます。アサインメントとは、生徒ごとの課題の管理を行う機能です、提出物の管理や採点を行うことができます。

Education Standard

Education Standardは、Education Fundamentalsに加えて、コンテキストアウェア アクセスやモバイルデバイス管理など、高度な管理・分析機能が追加されています。このプランから追加料金がかかります。

Education Teaching and Learning Upgrade

Education Teaching and Learning Upgradeは、Education Fundamentalsまたは、Education Standardをアップグレードするアドオンプランです。Google Meetでのブレイクアウト セッションや出席状況、Q&A、アンケート、ノイズキャンセルなどのオンライン授業を強化する機能、提出物のオリジナル性(他人の回答を写していないか)をチェックする機能などが追加されています。また、全体容量の100TBに加えて、1ユーザーあたり100GBの容量が追加されます。

Education Plus

Education Plusは、Educationエディションの最上位プランです。すべての機能に加え、1ユーザーあたり20GBの容量が追加されています。また、ノーコードでWebアプリケーションが作成できるAppSheetが付帯していたり、迅速な回答がもらえるサポートの強化といった点が特徴です。

その他

Essentials Starter

Essentials Starterは、Business Starterから、Gmail機能を除いたプランで容量は15GBまでの制限があります。Enterprise Essentialsと同様に、メール以外の機能でGoogle Workspaceを利用したい組織に適しています。Essentials Starterは無料で利用できます。

Individual

Individualは個人向けのGoogle Workspaceのプランです。個人事業主やフリーランスなどひとりビジネスでの利用に適しています。ただし、メールは「」となり、独自ドメインのメールが利用できません。Google Workspace登録時の「ドメイン所有権の証明」や「メール向けのDNS設定」が不要なため、導入が簡単というメリットがあります。

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Nonprofits

Nonprofitsは、NPOなど非営利団体向けのプランです。無料で利用できますが、申込みにはGoogleの審査があります。容量は30GBで、Business Starterと同等の機能が利用できます。Business Standard、Business Plus、Enterprise エディション相当にアップグレードしたい場合は、70%~75%の割引が適用されます。

まとめ

ご覧のように、Google Workspaceには数多くのプランがあります。特にEducation Fundamentals、Essentials Starter、Nonprofitsは無料で利用できますので、まずはご自身の組織がこれらのプランに該当しないか確認しておきましょう。

各エディションの詳細な比較は、こちらのページをご覧ください。

→ Businessエディション・Enterpriseエディションの比較

→ Educationエディションの比較

以上、Google Workspaceの各プランの概要と特徴をご紹介しました。

Google Workspace Driveの容量は?

Google Workspaceドライブ容量一覧 Business Standard ・Business Plusの場合、ユーザーあたりそれぞれ2TB、5TBが容量となります。

Google Workspaceの追加容量は?

組織でより多くの保存容量が必要な場合、管理者は、アドオン サブスクリプションである Google Workspace 追加ストレージを購入することで保存容量を 10 TB ずつ増やせます。 追加の保存容量は必要に応じて購入でき、上限はありません。

Google Workspaceの上限は?

Business Starter、Business Standard、Business Plus プランのご購入で、最大 300 ユーザーまでご利用いただけます。 Enterprise の各プランにユーザー数の上限、下限はありません。

Google Woekspace Essentialsの容量は?

Google Workspace Essentials Starter は無料でご利用いただけます。 試用期間や制限時間はありません。 1 人あたり 15 GB の安全な Google ドライブ ストレージをご利用いただけます。