指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。

Google Analytics のカスタムレポート、使いこなせていますか?とても便利な機能なので、業務効率化のためにも活用していきましょう。
本記事では Google Analytics カスタムレポートの作成方法と、おすすめのカスタムレポートを6つご紹介しています。

カスタムレポートについてよく聞くお悩み
・カスタムレポート機能は知っているけど、使い方がわからない。
・指標やディメンションの種類が多すぎて何を使えばいいかわからない。
そんな悩めるアクセス解析初心者、ウェブ担当者はぜひご活用ください。

目次

  • ・カスタムレポートとは
  • ・新規カスタムレポートの作成
  • ・名前(レポート名の設定)
  • ・種類(レポートの表示形式)
  • ・エクスプローラ
  • ・フラットテーブル
  • ・地図表示
  • ・ディメンション
  • ・指標
  • ・フィルタ
  • ・ビュー
  • ・おすすめのカスタムレポート6選
  • ・時間×曜日のクロス集計レポート
  • ・性別×年齢×デバイス
  • ・流入レポート
  • ・行動レポート
  • ・イベントレポート
  • ・デバイス分析レポート
  • ・レポートのエクスポートやメール設定
  • ・エクスポート
  • ・定期的にメールで受け取る
  • ・さいごに

カスタムレポートとは

カスタムレポートとは、もともとGoogleアナリティクスに用意されている標準レポートとは別に、自分が知りたい指標やディメンションを組み合わせて独自にカスタマイズできるレポートです。

標準レポートは、セカンダリディメンションで2軸分析をしたり、フィルタで自分に必要なデータを絞り込んだりすることが可能ですが、レポートを開くたびに毎回設定が必要です。
カスタムレポートを作成することで毎回絞り込みを行う必要がなくなります。

新規カスタムレポートの作成

左メニューの「カスタム>カスタムレポート」で新規作成や管理を行います。「+新しいカスタムレポート」をクリックします。

指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 
次の編集画面では、名前、種類、ディメンション、指標、フィルター、ビューの設定を行います。
指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 

名前(レポート名の設定)

全般情報のタイトルがレポートの名前となります。レポート一覧、レポートタイトル部分に表示されます。

種類(レポートの表示形式)

種類は、レポートの表示形式になります。「エクスプローラ」「フラットテーブル」「地図表示」の3種類があります。指標やディメンションに合わせた表示形式を選択でき、「タブの複製」をすることで、同じ指標でも表示形式を変えて表示させることができます。

エクスプローラ
グラフと表が表示されます。ディメンションはクリックしていくことによって順に表示され、これを「ドリルダウン」といいます。

指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。

指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 
フラットテーブル
表のみが表示されます。 標準レポートではディメンションの組み合わせは2つまでですが、フラットテーブルではディメンションを最大5つまで表示することができます。
指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 
地図表示
地域ごとのトラフィックなど、地図上で視覚化して確認できます。
指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 

ディメンション

ディメンションとは、レポートの切り口となる分析軸(計測対象)のことです。複数ディメンションを設定した場合、エクスプローラ形式ではディメンションの項目をクリックして内容を掘り下げて確認できます。 フラットテーブル形式では、ディメンションの組み合わせで一覧が表示されます。

指標

指標はディメンション(計測対象)がどのくらい計測されているのか(量)を示しています。指標は1つのグループに10個まで選択できます。選んだ指標は、表に表示され、グラフで表示するデータとして選択ができます。

また指標グループも作成することができ、指標グループは5つまで設定することができます。複数設定するとレポート画面で指標の切り替えが可能になります。グループ名は切り替え時にどんな指標のグループなのかわかりやすいように設定します。

指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 
指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 

フィルタ

フィルタはレポートに表示するデータの絞り込みを行います。セグメントと同じく、セッションごとに絞り込みを行い、レポート全体に適用できます。

ビュー

ビューでは、このカスタムレポートで使いたいビューを選択できます。
選択したビューでは、カスタムレポートの一覧にこのカスタムレポートが追加され、ビューごとのデータでこのレポートを見ることができます。

おすすめのカスタムレポート6選

「ディメンション」と「指標」がたくさんあってわからない方でも、以下の6つのカスタムレポートがあれば、より細かい分析が可能になります。ぜひ参考にしてみてください。

(1)「時間×曜日」のクロス集計レポート

「どの時間帯」「どの曜日」のでアクセス、コンバージョンが多かったかを知ることができます。
標準レポートでは「日」の単位が中心ですが、「時間ごと、曜日ごとの違い」からも自社サイトのアクセスを確認しましょう。広告やメルマガ、SNSの投稿時間のタイミングなどを分析できます。

■種類
フラットテーブル
■ディメンション
曜日の名前、時
■指標
直帰率、セッション、コンバージョン率、目標完了数

指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 

(2)「性別×年齢×デバイス」レポート

Google シグナルをオンにしていると利用できる「性別」「年齢」を利用したレポートです。「サイトを閲覧するユーザーの性別、年齢で一番多い属性はどれか」「デバイス別ではどうか」を分析できます。
参考:Google シグナルを有効にする- Google アナリティクス ヘルプ

■種類
エクスプローラ
■ディメンション
性別、年齢、デバイス カテゴリ
■指標
ユーザー、ページ/セッション、平均セッション時間、コンバージョン率、目標の完了数

指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 

(3)「流入」レポート

標準レポートではディメンションはセカンダリディメンションしか選択できまんが、すべてのパラメータを同時に見たい時はカスタムレポートで分析できます。
Googleアナリティクスで利用しているカスタムパラメータは以下の5つです。

■utm_source:参照元
■utm_medium:メディア
■utm_campaign:キャンペーン
■utm_term:キーワード
■utm_content:広告のコンテンツ

 
■種類
フラットテーブル
■ディメンション
参照元/メディア、キャンペーン、広告のコンテンツ、キーワード
■指標
ユーザー、セッション、新規セッション率、平均セッション時間、直帰率、コンバージョン率、目標の完了数

指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 

(4)「行動」レポート

URLだけではどのページ内容を判断できないときや、タイトルが重複した類似ページが多数ある場合は、ディメンションに「ページタイトル」を追加するとアクセスの多いページがわかりやすくなります。

■種類
フラットテーブル
■ディメンション
ページ、ページタイトル
■指標
ページビュー数、ページ別訪問数、平均ページ滞在時間、離脱率、ページの価値

指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 

(5)「イベント」レポート

「どのファイルが一番ダウンロードされたか?」を Google アナリティクス上で調べたい場合は、「イベントラベル」を確認する必要がありますが、標準レポートでは「行動>イベント>上位のイベント>イベントラベル」の順にクリックしないと、確認することができず不便ですが、カスタムレポートを作成することで4手順も踏む必要がなくなります。

■種類
フラットテーブル
■ディメンション
イベント カテゴリ、イベント アクション、イベント ラベル
■指標
合計イベント数、ユニーク イベント数、イベントの発生したセッション、イベント数/イベントの発生したセッション、イベントの値

指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 

(6)「デバイス分析」レポート

サイトへアクセスしているユーザーのデバイス、ブラウザ、画面の解像度でどの組み合わせが一番多いか、サイトの FV(ファーストビュー)がどの組み合わせで表示されているかなどを分析できます。

■種類
フラットテーブル
■ディメンション
デバイス カテゴリ、ブラウザ、ブラウザのバージョン、画面の解像度
■指標
ユーザー、直帰率、平均セッション時間

指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 

レポートのエクスポートやメール設定

上記ご紹介したようにカスタムレポートは、自分が分析しやすいようにカスタムしていくことが可能ですが、自分だけではなく他のユーザーと共有したり、Excel にエクスポートするなども可能です。よりチームで作業を効率化できる機能をご紹介します。

エクスポート

「エクスポート」から PDF 形式、Google スプレッド形式、Excel(XLSX)形式、CSV 形式で出力することができます。注意点として、「出力したい全ての指標が表示された状態」でエクスポートしてください。

指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 

定期的にメールで受け取る

設定したカスタムレポートは、任意のメールアドレス宛に定期的にメールで配信することができます。設定方法は、カスタムレポート解析画面の右上の「共有」をクリックすると、メールレポートのポップアップが表示されるので、送信したい「宛先」を入力し送信を押してください。

指標をディメンションと組み合わせるには、どのような共通点が必要ですか。
 

さいごに

今回はおすすめのカスタムレポート6選をご紹介しました。標準レポートだけでもサイトの成果を把握することが出来ますが、カスタムレポートを使うことでより細かく調べることが出来ます。紹介した6つのレポート以外の、指標やディメンションもぜひ活用して、業務効率化、細かなユーザー分析を行っていきましょう。

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ディメンションと指標に関して使用できるスコープは、次のうちのどれですか。?

よって、ディメンションと指標で利用できるスコープレベルは「ヒットレベル、セッション レベル、商品レベル、ユーザーレベルのスコープ」が正解となります。

Google アナリティクスにおいて「ディメンション」とは何ですか。?

Googleアナリティクスにおけるディメンションとは、データの分析軸を意味します。 Webサイトに訪問したユーザーの動きを深く分析するには、さまざまなデータの収集や分析が必要です。 そのためGoogleアナリティクスは、「ページ別」「ランディングページ別」「検索エンジン別」など、細かな項目別にデータの分析ができます。

指標とディメンションの組み合わせとして有効でないものはどれですか。?

今回設問:指標とディメンションの組み合わせとして有効でないものはどれですか。 解説は過去問を確認頂く形にはなってしまいますが、「合計イベント数 / ユーザータイプ」が正解となりますね。 指標とディメンションはGoogleアナリティクス特有の用語ですので、この機会に意味を理解しておくことをオススメしますよ!

カスタムディメンションの作り方は?

カスタム ディメンションを設定する Google アナリティクスにログインします。 [管理] をクリックし、カスタム ディメンションを追加するプロパティに移動します。 [プロパティ] 列で、[カスタム定義]、[カスタム ディメンション] の順にクリックします。 [+ 新しいカスタム ディメンション] をクリックします。