Power automate desktop キーの送信 複数回

2021年5月18日 2022年8月8日

キーボード入力を行うアクションです。

テキスト入力を行うよりも(入力系のアクションは他にあるため)

ショートカットキーのような特定の操作のために利用することが多いアクションです。

目次

  • 1. 利用方法
    • 1.1. パラメータ
      • 1.1.1. キーの送信先
      • 1.1.2. 送信するテキスト
      • 1.1.3. 特殊キーの挿入
      • 1.1.4. 装飾キーの挿入
      • 1.1.5. キー入力の間隔の遅延
      • 1.1.6. テキストをハードウェアキーとして送信します
    • 1.2. エラー発生時
  • 2. Power Automate Desktopを効果的に習得したい方へ
  • 3. 関連記事
    • 3.1. 「マウスとキーボード」の使い方の記事一覧
    • 3.2. Excelブックの複数行または複数列を削除する方法

利用方法

「アクション」の「マウスとキーボード」より「キーの送信」をドラッグします。

Power automate desktop キーの送信 複数回

パラメータの設定画面が表示されるので値を指定します。

Power automate desktop キーの送信 複数回

パラメータ

キーの送信先

2021年12月のアップデートで追加されたパラメータです。

キーを送信する対象のウインドウを指定します。

Power automate desktop キーの送信 複数回

送信するテキスト

キー入力する文字列を指定します。

Power automate desktop キーの送信 複数回

パスワードのような隠したい文字列の場合は「ダイレクト機密テキストの入力」にします。

Power automate desktop キーの送信 複数回

特殊キーの挿入

方向キーやテンキー、ファンクションキーなどテキスト入力できない文字を指定する場合に利用します。

装飾キーの挿入

CtrlやALtなどを同時押しする場合に利用します。

キー入力の間隔の遅延

キー入力後の待ち時間を指定します。1文字入力ごとに待ちます。

Power automate desktop キーの送信 複数回

テキストをハードウェアキーとして送信します

キー入力の方法を指定します。OFFで機能しない場合はONを試してみましょう。

Power automate desktop キーの送信 複数回

エラー発生時

必須ではありませんが、必要があればエラー処理を行います。

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Power automate desktop キーの送信 複数回

ウインドウに対して複雑なキー操作を送信する

パスワード文字列などを入力するときはちょっと独特なテキスト形式で設定します。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-automate/desktop-flows/actions-reference/mouseandkeyboard#sendkeys にもキーの一覧があるのですがぱっと見分かりにくいと思うので代表的なキー設定の例を下に並べておきます。

  • @マーク → {Oem3}
  • 大文字Q → {LShiftKey}({Q})
  • 小文字x → {x}
  • 数字キー2 → {D2}
  • エンターキー → {return}
  • タブキー → {tab}
Power automate desktop キーの送信 複数回

ちなみにOEM1~8等の特殊扱いされているキーについては、Windowsの仮想キーコードの一覧などを見た方が対応付けがわかりやすいと思います。

参考 https://bsakatu.net/doc/virtual-key-of-windows/

ウインドウの特定の場所をクリックする

詳細のところを押すと、ウインドウの中での相対位置を指定できます。例えば真ん中にチェックを入れると、ウインドウの上下左右中央からの差分(Xは下方向、Yは右方向)でクリック位置を調整できます。

Power automate desktop キーの送信 複数回

ウインドウ内部の表示内容から文字を自動的に読み取る (OCR)

OCR機能を使うと、ウインドウの中で並んでいる表示内容から文字列を抽出することが出来ます。

(1) OCRエンジンを作成する

Power automate desktop キーの送信 複数回

(2) OCRエンジンにテキスト抽出させる

Power automate desktop キーの送信 複数回

(3) 必要に応じて空白文字などを削除する

Power automate desktop キーの送信 複数回
上記では空白文字(%’ ‘%)を空文字(%”%)に置換することで削除している

(4) 行区切りのリストに変換する

Power automate desktop キーの送信 複数回
正規表現の\nを使うことで1行ごとに分割したリストに変換している

(5) Loopを使って行区切りのリストから必要な行だけ取り出して加工する

Power automate desktop キーの送信 複数回

上記では、画面上に「1234」と表示された文字列を後で別なウインドウに数字キーとして送信するために、「{D1}{D2}{D3}{D4}」とループしながら1文字ずつ加工している。
※ 正規表現の置換 (Replace) を上手く使おうと思ったのだが、後方参照が出来ないようで苦肉のやり方。

ウインドウに特定の表示が出てくるまで待機する

ボタンを押したりして画面遷移しても一定時間経たないと入力画面が出てこない場合などに待機する場合、秒数指定で待つことも出来るがその場合は不意に処理速度が遅かったり、ネットワーク上で応答待ちになった時に不都合になることが多い。

人間であれば、画面を眺めていて入力できそうになるまで見て判断することが出来るが、Power Automate Desktopでも同様に特定の画像と一致する表がなされるまで待機することが出来る。

Power automate desktop キーの送信 複数回

  • タグ Power Automate Desktop

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停止 ボタンと Shift + F5 ショートカットはフローを完全に停止します。

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Power Automate Desktopとは、データの収集・整理・加工などパソコンで操作しいる手順を記録し、業務効率につながるアプリを開発できる製品です。