iPhone 12 の季節がやってきました。機種変更をすると何かとばたばたするのですがその一つが多要素認証で利用している Microsoft Authenticator。 Microsoft Authenticator は、iPhone の場合 iCloud バックアップって機能があるので何も設定がいらなそうですが、組織アカウントの一部は 操作が必要 と表示され、QR コードを再度読み込まないと利用ができません。 この再設定方法をメモしておきます。 まず以下の自分のログインしたいアカウントで URL にアクセスします。複数ある場合は Chrome のシークレットウィンドウや Microsoft Edge の InPrivate ウインドウで表示した方がよいです。 アクセスしたら右上の自分のアイコンをクリックして設定したいアカウントか、そして組織かを確認します。組織の切り替え をクリックすると、この画面がどの組織の設定かを確認できます。 細かく書こうとしたらめちゃ文が長くなったしめんどくさくなったので雑に書きますが、この画面で職場アカウント以外のアカウントに切り替えることができんケースがあります。 アカウントと組織が正しいことが確認出来たら左のメニューの セキュリティ情報 > 方法の追加 をクリックします。設定方法
その場合はまず組織を切り替えます。その際にどのユーザーでって聞かれるので変更すればよいです。それも難しければ最初に書きましたがシークレットウインドウ系で入りなおしましょう。
こんな画面がでます。追加をクリックします。
iPhone に Authenticator がインストール済みですよね。では 次へ をクリックします。
この次に QR コードが表示されます。それを Microsoft Authenticator でスキャンします。そして次の画面に進みます。以下の画面に遷移して、Authenticator に承認依頼の通知が飛びます。
承認すると以下の画面になって設定完了です。
ふむ、めんどうですが仕方ないですね。
Microsoft Authenticatorの準備
Microsoft Play (Android)やApp Store (Apple)から、Microsoft Authenticatorを手持ちのスマートフォンにインストールします。
Microsoft Authenticatorへの秘密鍵登録の手順
初めてMicrosoft Authenticatorを使う人
- Microsoft Authenticatorを開くと、データ収集の同意画面が出ます。選択肢が無いので、「同意します」を押して次に進みます。 (後ほど、アプリ設定のログの項目にある「使用状況データ(アプリ機能向上のため…)」を停止することを推奨します)
Microsoft AuthnticatorからMicrosoftアカウントへのサインインを求められます。 「QRコードをスキャンします」を選択します。もちろん、必要性な方はサインインしていただいてもかまいません。
QRコードのスキャン画面になります。 「Authenticatorがカメラの利用を求めています」と聞かれますので、許可します。
すでにMicrosoft Authenticatorを使っている人
- Microsoft Authenticatorを立ち上げた後、右上の「+」マークを押して、新規秘密鍵の登録を開始します。
- 多要素認証を利用するサービスの選択が出ますので、「他のアカウント(Google、Facebookなど)」を選択して下さい。
QRコードによる秘密鍵登録
QRコードスキャン画面から、QRコードをスキャンして下さい。
「Roundcube」や、「ドメイン名」の名前で秘密鍵が登録されます。（必要であればわかりやすい名前に変更してください）
秘密鍵(コード)の手入力による秘密鍵登録
- QRコードスキャン用のカメラの画面で「またはコードを手動で入力」を選択します。
roundcubeでは、roundcube設定例 のように設定を行い 以下のページのように表示されるQRコードを読み取ります
- 以下のコード(秘密鍵)入力画面が立ち上がります。
- 「アカウント名」に自分が分かりやすい識別名をつけて下さい。
- アカウント名は、「名大IDと関連している」様子を見せない記述を推奨します。
- 「秘密鍵」の欄にroundcubeに表示されている秘密鍵の文字列を入力して下さい。
- アルファベットは小文字で入力しても問題ありません。
- 0(ぜろ)と1(いち)は出てきません。必ずO(オー)とI(アイ)を入力して下さい。
- 「アカウント名」に自分が分かりやすい識別名をつけて下さい。