デイリー危険な人気馬 中山

【中京11R・プラダリア】ダービー出走組では最先着の5着。このメンバーに入れば実績は一枚上だ。ただ、2週連続で調教に騎乗した池添が「もう少しピリッとしてくれるかと思ったが…」と表情を曇らせていたのは心配。初勝利までに3戦を要しており、本質的には叩き良化タイプ。休み明けの今回は全幅の信頼は置きづらい。

【中山11R・ヴェルトライゼンデ】1年4カ月の長期ブランクを克服して鳴尾記念でV。ただ、当時の出走メンバーで次走以降に連対した馬はゼロ。相手に恵まれていたことも事実だ。脚元の関係で続けて使えない弱みもあり、あれ以上の走りを望むのは難しいだろう。今回は一気に相手関係が強化されただけに、静観が妥当とみる。

【中京11R・カイザーバローズ】新潟大賞典2着など実績はメンバー上位。ただ、折り合いを欠いて力を出し切れないことが多い。前走も暴走気味に先頭へ立ち、早々と息切れして18着大敗。千六への距離短縮はプラスに出そうだが、ここは強力な逃げ馬が見当たらずスローが濃厚。再び折り合いを欠くシーンも想定しておきたい。

【中山11R・メイケイエール】以前の暴走癖は影を潜めているが、まだ危うさを抱えているのは間違いない。それだけに中2週とレース間隔を詰めたローテは懸念材料。中1週だった20年小倉2歳Sでも激しく引っ掛かっていた。当時は能力の違いで勝てたが、G1ともなるとそう甘くない。コースレコードVの反動も心配だ。

JRA