割礼 どこを切る 男?

多くの男性が自分の性生活に何かが欠けていると感じている。そして、パートナーとのベッドの中での時間がより楽しくなる──たぶんパートナーも楽しくなる──かもしれない方法があることをまったく知らない男性も多いだろう。

セラピーなどあてにしてはいけない。大人の玩具やロールプレイングも忘れよう。若者よ、そして若くないあなたも、包皮を形成しよう。米国では、割礼を施された男性の割合が約63パーセント(世界で最も高い水準)に達しており、そうした男性は、重要な感覚的な能力を奪われているのだと、割礼に反対するグループは主張する。

しかしまったく望みがないわけではない。包皮の回復を推進する人々によると、忍耐と粘り強さがあれば、あるいは体の中で最もデリケートな部分の手術に耐える覚悟があれば、包皮を新たに得ることが可能だという。そして敏感さを取り戻すことができるのだ。

包皮を回復する方法にはさまざまなものがある。いちばん手っ取り早い方法は手術をすることだが、包皮の問題を解決したい考える人々は、それは最善の方法ではないと一様に考えているようだ。手術は2回必要で、回復まで傷みを伴う可能性があるためだ。

もっと良いのは、手作りの器具を使用し、なくなった包皮の役割をするよう、陰茎の皮膚を徐々に伸ばしてやることだという。なんとかしようと考えた割礼済みの男性たちが、『キャット2RO』『プルマン』『TLCタガー』『PUC(陰茎包皮回復機器)』『フォアボールズ』『タグ・アホイ』など、包皮を回復させるためのさまざまな器具を開発している。

包皮を伸ばすには、普通1〜3年は必要で、サボっていればさらにかかる。しかし安上がりで、手術の必要はなく、どうやら効果もあるらしいのだ。

「特効薬がないことはお分かりいただけると思う」と、さまざまな方法の比較表を作成しているダン・ピール氏は言う。「それぞれ利点と欠点があるので、常に『コンシューマー・レポート』誌みたいな考え方をしている」

ある器具は皮膚をテープで引っ張り、最終的には、割礼後むき出しになっている亀頭を覆えるように皮膚を伸ばす。「タガー」と呼ばれる別の種類の器具は、テープを使わず、プラスチックのベルトを使って取り付け、重しが垂れ下がることで皮膚を伸ばす。

ピール氏は、同時にいくつかの方法を何カ月間が試してきた。現在は、完全な包皮の再生に向け道半ばといった感じだ。

全米男性回復機構(NORM)を設立したウェイン・グリフィス氏は、自分に合ったものが見つからなかったため、器具を自作した。グリフィス氏が開発したフォアボールズという器具は、小さなダンベルのような形をしている。

フォアボールズの価格は100ドルで、この種の器具では高額な部類に属するだろう。器具は、2つの球が細い鉄の棒でつながっているもので、取り付けるには、亀頭の周りの皮に余裕がある必要がある。また固定するためにテープも必要。成功率はいくつかの要因に左右されるとグリフィス氏は話す。

「皮膚が非常にたるんでいる人もいれば、余分を残さずに切除された人もいるだろう」とグリフィス氏。「また、この治療をどのくらい堅実かつ忍耐強く実行しているかによっても異なる。それに、収縮時の陰茎の長さや太さ、さらには遺伝も影響するだろう。6カ月で成功した人もいる」

こうした器具の考案者たちは、自分たちは医師ではないので医学的な助言はできないと断った上で、過激すぎて傷みを伴うような方法は絶対にすべきではないとアドバイスしている。

キャット2ROは、開発者によると、プラスチック製のパイプでできているため、空港のセキュリティー・チェックに引っかからないという利点があるという。この器具の作製のため、日曜大工用品小売チェーンの「ロウズ」で部品の在庫を買い占めたことも何度かあったそうだ。

最近、キャット2ROの売れ行きが伸びているという──6月にはebayでで30個を販売し、自分のウェブサイトでの直販も行なっている。

[Model with Bananas](http://www.shutterstock.com/ja/pic-258447224/stock-photo-model-with-bananas-vanilla-colors-design-fashion-minimal.html?src=_Ud-9d-KtRYG2zh9BirAsQ-2-96) photo from Shutterstock

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著名な医師であるディーン・イーデル博士は、長い間、割礼に反対してきた。「女性がまったく問題ない胸を美容整形手術で変形させることがまかり通っているいまの世の中が不思議でならない」とイーデル博士は言う。「一方で生まれた時に奪われた物を取りかえそうとする男性は変人扱いされる」

米国小児科学会は、割礼は一部に健康上の利点もあるかもしれないが、医学的にその必要性はないとしている。

イーデル博士は、上の3人の息子の割礼には同意した。しかし15年前に妻が4人目の息子を出産する直前に、割礼は医学的に不要であるばかりではなく、有害なのだと説く1人の看護士に出会った。

その看護士とは、全米割礼情報資源センター機構(NOCIRC)を設立したマリリン・ミロスだった。ミロス氏は、往々にして麻酔をかけずに行なわれ、本人の同意なしに身体の性的機能に関係する部分を取り除く割礼を野蛮な手術と考え、赤ん坊を割礼から守るための活動を熱心に展開している。

ミロス氏もイーデル博士も、女性とのセックスには自然のままの陰茎の方が都合がいいと強く主張している。包皮が袖の役割を果たすだけではなく、亀頭を覆うことで表面の滑らかさを保つのだという。

それこそが包皮が存在する理由だとイーデル博士は指摘する。「女性はしばしば『うわっ、湿っていて臭いがする』と言う。この前確認したところ、女性も湿っていて臭いがするけれども、そのせいで男たちがよりつかなくなるわけではない。つまり生まれつきそれを受け入れるようにできているのだ」

また亀頭が露出している場合は皮膚が厚くなるため、保護されている亀頭の方が敏感だとミロス氏は話す。さらに包皮には4万もの神経終末が存在し、セックスでの感度が高くなるという。

米国では、女性に対する割礼が1996年に法的に禁止されたが、イーデル博士は、このことがきっかけで、男性たちが自分自身の割礼について意識するようになったのだと考えている。女性に対する割礼の方がはるかにやり過ぎのように思えるかもしれないが、イーデル博士やミロス氏は、男性の割礼も女性と変わらないと指摘する。

「苦痛の比較の問題ではないのだ」とミロス氏は言う。「性器がメスで切り取られる時の赤ん坊の叫びは、男女関係なくまったく同じものだ」

包皮再生手術はときに困難な処置でもある。ニューヨーク陰茎形成外科の院長で、米国陰茎形成外科学会の会長でもあるE・ダグラス・ホワイトヘッド博士は、陰茎増大手術は手がけるものの、包皮再生手術は行なわないことにしているという。

「要望があることは知っている」とホワイトヘッド博士。「良い結果を出せると思える手術の方法があれば、患者に提供したいと思う。現時点で満足のいく技術がないと判断しているだけだ」

手術では、陰茎の皮膚を環状に切った上で、亀頭に合わせて皮膚をスライドさせる。その結果陰茎の一部は皮膚がない状態になるので、2回目の手術で睾丸から皮膚組織を移植する。

フロリダ州マイアミの外科医、ハロルド・リード博士は、これとは若干異なる方法で手術を行なうが、必ずしも推奨するわけではないとしている。

「陰茎皮膚の伸長術に時間をかけられるのであれば、それが一番いい方法だと思う」とリード博士は述べる。

包皮を再生できた人たちは皆、結果に満足しているようだ。グリフィス氏自身は再生の途中だが、シャワーを浴びた時に、新たな、そして心地よい感覚を覚えたという。

「包皮を引き戻し、そこに細かいしぶきを浴びせかけた」とグリフィス氏。「我慢の限界を超えた…もちろん良い意味でね」

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TEXT BY KRISTEN PHILIPKOSKI

TRANSLATION BY TATSUO TAKAHASHI, KAZUOMI TATARA

「明日、病院に行って”割礼”をする」・・・という小学校高学年の甥っ子たちが話していました。

フィリピンにいると一度は話題に挙がる割礼。英語ではサーカムジション(circumcision)。フィリピン各地の地方語にはそれに該当する言葉が存在しています。

ここフィリピンでは恐らく100%に近い割合で(確認はしたことはありませんが)、男子が通過儀礼として、また時に宗教的な意味合いとして「割礼」を経験しております。

フィリピンの田舎町の風景

割礼って何?

そもそも日本に馴染みがないこの割礼という儀式は、男子の性器の包皮の一部を切除するというもので、フィリピンでは小学校の高学年で男の子が経験します。

この割礼と言われる儀式は、旧約聖書にも書かれユダヤ教、イスラム教、そしてキリスト教といった啓典の民や先住民族の間で現在もかなりの地域で行われています。信仰の証、そして男性の場合は衛生的な理由からも良いといわれています/そう信じられています。

生後すぐに行う幼児割礼、あるいは少年時代に行う割礼があります。フィリピンでは少年時代に”自らの意思”/社会からプレッシャーの中で行う割礼が主流のため、宗教的意味はあまりないと言われています。

ポクポク?

一昔前の割礼
旦那の時代は「ポクポク」といい、コミュニティの大人がラバハと呼ばれる刃物である種の外科手術を行いました。勿論麻酔などを使用しないため、ひと世代前の男子たちはバナナの葉を噛みながら痛みを堪えたと言います。

術後は噛んでいたバナナの葉を患部に塗るというか、置くそうです。勿論患部を乾かさないといけませんので、ズボンは履かず腰布を巻いて、患部に触れないようにガニまたで歩くのだとか。それを見て身内も近所の人とも彼が割礼を終えたことを知ります。

現代の割礼
今では、上述した通り、衛生上の問題、そして痛みも伴うこと、そして施術後の跡が従来の方法では美しくないため、病院に行って麻酔を打ってもらい割礼をおこなうそうです。

病院で行う割礼は”カット”の仕方も変わるようです。現代は切れ目を三つの場所に入れている”ジャーマンカット(なんだそれ!とツッコミを入れたくなりますが・・・そんな名前なのであしからず!)”と言われる術の方法なのだとか。

近代化されましたが、術後の痛みがあることは変わらないようです。術後安静にしていないといけないため、夏休みにおこないます。

フィリピン人男子なら疑問に思うこともなく通り過ぎる一行事。そして、家族も親族も知っていますが、お祝いは特にしません。

みんな割礼やるの?

100パーセントに近い人が割礼をおこなっていますが、中にはやりたくないという人もいます。お兄ちゃんが割礼を行い、その様子を見た弟が恐れをなしたといいます。そんな子どもに親たちは様々な理由を子どもに提供します。「将来結婚できない」とか「友達にからかわれる」とか。しかし、本当に割礼をしていないとどうなるのでしょうか?

割礼していないとどうなるのか?

そんな男と結婚したくない!フィリピン人女子?!
彼女が出来る年頃となり、ステディな関係を築くころに割礼していないことが発覚すると女子に嫌がられる他、ひどい時には別れる遠因ともなってしまうといいます。

外国人、とくに割礼の風習がない地域の男性と結婚したフィリピン人女性は割礼していない夫に若干の不満を冗談を交えながら話します。

上記の男の子「割礼したくない」と言うと、お母さんに「将来結婚できないわよ」と言われたそうですが、それに対して「日本人と結婚するからいいもん」と言ったのだとか(笑)

ソポットな奴だ!

割礼していない男子は男子の間での冗談のネタになります。また、割礼していない男性の大事な部分をソポット(Supot)と夫の地方の言葉(ビコール語)では言います。この冗談は、男子のプライドに関わる問題で、かなりきついようです。

フィリピンでは、幸いなことに女性の割礼はしておりませんが、このような形で男性の割礼はほぼ100%行われています。

コミュニティで行う場合でも女子は立ち入り禁止なので実際に割礼の場所に立ち入ることはできません。一度医療チームの友人が割礼の場を写真に収めており、見せてもらいましたが・・・ああ、痛そう。

甥っ子よ、大人への第一歩・・・がんばれと静かに見守っています(汗)

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割礼とは どこを切る?

割礼(包皮切除術)について 男男子性器の包皮の一部を切除すること。

女性の割礼どこを切るの?

女性性器切除(Female Genital Mutilation、以下FGM)は、アフリカを中心に約2000年前から行われている慣習で、女性の外部生殖器の部分的または全体的な切除をするものです。

割礼とは 男の子 なぜ?

1. 割礼とは何か 簡単に言うと「包皮切断」です。 包皮が長すぎると、皮脂腺分泌物の過多から尿線が起きたり、炎症を起こしたり、場合によっては末端硬化症や陰茎癌になる恐れもあります。 それゆえ、陰茎を包む皮をむくのではなく、物理的に切除してしまう。

割礼の始まりは?

泌尿器科の手術で最も古いものは陰茎の包皮の切除、つまり「割礼」です。 この歴史は古く、古代エジプトで紀元前2000年前に作られた王家の墓に手術の様子を書いた浮彫りがあり、術後のミイラもあります。 この際の割礼は、宗教的な意味はなく、砂漠で包皮の中に砂や虫が入らないように予防的にされていたと言われています。